体力に自信が無いのに涸沢に登ろう二日目の夜~三日目の出発直前
昼過ぎは霧だったのが日が沈む頃には濃霧に変わっていた。
飯は食った、ラジオは雑音だらけ。やる事無いので寝る事にした。
2日目の夜
トイレへ
22時を回った頃だろうか、どうにもトイレに行きたくてしょうがない。
散々悩んだやはり我慢できずにトイレへ行く事に…
ヘッドランプは持っていくとして、LEDランタンを天井からぶらさげて置く。
レインウェアを着て外に出ると、濃密な霧と真っ暗な周囲。
殆どのキャンパーは寝ているらしく周囲が真っ暗な中、自分のテントだけが
ほのかに緑色に光っている。
テントを三つほど越えた場所の通路に辿り着き、ヒュッテ側のトイレで用足し
自テントに戻る途中で、女性に声をかけられた!?
女性「すいません、あれって上側の小屋ですよね?」
神流「そうですよ、どうしました?」
女性「トイレに…」
神流「どちらにもトイレありますが、ヒュッテの方が近いですよ」
女性「トイレから帰ってきたら、自分のテントが分からなくて…」
神流「!? え、と、どちら側に張られましたか?」
女性「(北穂側を指して)たぶんこっちなんですが…」
神流「色とメーカーは?隣のテントの色や形は覚えていませんか?」
女性「黄色です、メーカーはちょっと…」
神流「黄色…一番多い色ですね。」
女性「ごめんなさい、がんばって探してみます」
神流「お力になれなくてすいませんが、頑張ってください、おやすみなさい」
女性「いえいえ、おやすみなさい」
スイマセンスイマセンスイマセン
100張り近いテントの中で黄色は半分以上あり、テントのメーカーも大体の
場所も隣のテントとかも覚えて無く、更には周囲が寝静まった後の暗闇の
中では、私だって探し出せる自信はナイノデス。
何人かで一緒に登ってきた女性なのかもしれませんが、あの風景の中では
テント探しは困難を極めたのでは無いかと思われる。
自分はランタンのおかげで迷わず帰り着き、さくっと就寝した。
なお早朝に女性は居なかったから、きっと無事にテントに帰れたのだろう…と
思いたいところです。
3日目の朝
朝と言うか夜中?
テントを叩く雨音で目が覚めた、かなり降っている。
時刻は2時過ぎ。ああ今日は雨か…
こんな時間に起きてもしょうがないのでまた寝る。
4時過ぎ
再び目覚める。周囲は当然真っ暗だが、あちこちで動く気配がする。
早い人はそろそろ起き出しているようだ。
夜半の雨は降り続いたまま、朝焼けも期待できない。
昼飯は徳沢まで降りられるだろうから、適当に朝飯を済ます事にした。
朝飯
即席白玉とお汁粉の素に決めた!
白玉は1cm程度の厚さに切り1分ほど茹でる
さて、出発しますよ。今日は河童橋まで一気に下りますよ。
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