8/3-12 北海道&東北旅行 6日目(8/8-8/9)恐山特別編
恐山、恐山と言う名称が広まっているが、恐山と言う山は無い。
カルデラ湖宇曽利湖の外輪山8峰の総称が恐山と言う。
お寺は恐山菩提寺と言い。恐山温泉ってのは境内にある温泉の事を言う。
境内なので温泉街なんてものは存在しない。
そしてお寺の宿坊があるので泊ることができる。
言わば青森の山奥の温泉の一軒宿!それが恐山宿坊吉祥閣だ!!
境内への入場
恐山は山なので入山料を払って境内に入る。
宿坊に泊るか否かに関わらず入山料は払わないといけない。
宿坊 吉祥閣
境内に入り、社務所の裏に回り込むと宿坊がある。
平屋のでかい建物
吉祥閣:玄関
玄関はずらりと鍵付きのシューズロッカーが並んでいるが、あれ?殆ど鍵が
ついたままだ。
もしかして宿泊者少ないのか?
吉祥閣:チェックイン
基本的に追加料金と言う物が発生しないので、1泊12,000円x人数分を支払い
案内されて部屋へ
吉祥閣:部屋
部屋が超広い!!
三和土+4畳半+15畳の二部屋
一部屋で最大10人泊れるらしい。クローゼットには20本程ハンガーがかかってた。
吉祥閣:夕食までの間
到着時間は16:30頃、閉門は18時で、夕食も18時から。
夕食は宿泊者全員で一緒に取るので、1時間半程の余裕がある。
恐山温泉巡りでもしよう。
恐山 温泉巡り
花染の湯
混浴の温泉で吉祥閣の裏側に回り込んだ場所にある。
花染の湯の先は、硫黄ガスが酷くて立ち入り禁止になっていた。
冷抜の湯
参道左手の2棟のうちの左側が冷抜の湯、右は女性専用の古竜の湯だ。
吉祥閣大浴場
吉祥閣の宿泊者限定の湯なんだが…使った形跡がない。
晩御飯~
集合~
19時頃食堂前のロビーに三々五々宿泊者が集まって…イヤマテ!五々っていう
程人数居ない。全部で6人か。
お坊さんが来て食堂に案内されるが、食堂広い!
300人位入れそうな場所に6人
食事前
お坊さんが来て、食前の偈と言うのを唱えてから食事に取り掛かります。
- 一つには功の多少を計り彼の来処を量る。
(このお米は八十八回と言われるほど大変な苦労を重ねて出来たものであり、この食膳に上るまでに沢山の人の手を経て、今初めて戴けたことに先ず感謝する)
- 二つには己れが徳行の全缺を忖って供に應ず。
(私は今この食事を戴ける程、日夜精進努力しているかどうか反省する)
- 三つには心を防ぎ過を離ることは貧等を宗とす。
(お腹が減ると怒りっぽくなったりしてとかく過ちを犯しがちなもの。そうかと言って、おいしいからと沢山食べ、嫌いなものだからと言って少しでやめたりしない)
- 四つには正に良薬を事とするは形桔を療ぜんが為めなり。
(食事をする事は薬を戴くのと同様で、やせ細ったり命が絶えたりしない為に戴くのである。)
- 五つには成道の為めの故に今比の食を受く
(自分自身の本分を全うし、よりよき人間として素晴らしく生き続ける為に、今この食事を戴きます)
食事
食事は勿論精進料理、植物系材料のみで肉は一切使っていない。
天ぷら、おから、ゴマ豆腐、野菜の煮物、お新香、煮豆、お浸し、ご飯、味噌
汁と、デザートにメロンの計10品。割と旨かった。
食事前
30分程すると、またお坊さんが来るので食後の偈を唱えてから御馳走様。
日の入りまでまだ1時間近くあるなあ。
恐山散策
恐山は18時には閉山する。つまり門が閉じられてしまうので今境内にいるのは
宿泊者、お坊さんと職員のみ。
完全な日の入りまではあと1時間はある、地獄めぐりは40分位で行ける。
じゃあ、行こうじゃないかと一人で散策開始。
以下地獄めぐり。
19:08 東日本大震災犠牲者追悼のため地蔵菩薩像&鎮魂の鐘、希望の鐘
19:22 卒塔婆
そろそろ真っ暗になる手前で雰囲気がありすぎて怖い
19:23 再び山門
明るい時と違ってオレンジ灯に照らされて雰囲気出過ぎ
一夜明けて
宿坊なので朝からお勤めなんだが、いつもの如く早朝に目が覚めたので境内を
散策することにした。
お努めは6:30から、朝食は7:30から、散策を始めたのは5時過ぎ。
境内をふらふらとしていると、職員さんに「おはようございます。早いですね」
等と声をかけられたりした。
そして…昨夜回り切れなかった地獄めぐりの続きをしたら、朝のお勤めへ向かう。
地蔵堂への渡り廊下
昨日は柵が置いてあり通れなかった渡り廊下だが今朝はお勤めのために柵が
避けられていた。
恐山宿坊
06:30 朝のお努め
まずは地蔵殿、続いて本堂で御経を聞く。
本堂は東日本大震災や中越地震、阪神・淡路大震災等を鎮める仏像や
故人の方のお写真、遺品、花嫁人形等が奉納されていた。
人形や、遺品他は数年に一度お炊き上げ供養するそうだ。
朝食
朝食は昨夜使った箸で食べる。
昨夜同様に食前の偈を唱えてから頂き、30分程して食後の偈で終了
箸は持ち帰れる。
そして今日もガンガン走りまくる予定なので、早々に恐山を辞した。
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コメント
おおー。
レポートありがとうございます。
ここを見て極楽と名付けたのはうなずけるなぁ、と極楽浜を見て思ったのでした。
次回は宿坊泊まろう・・・(ぼそ
投稿: ある | 2012年9月12日 (水) 21:58
>>あるさん
いらっしゃいませ
地獄めぐりが殺伐過ぎて一周まわると軽くブルーになれましたね。
聞いた話ではイベント時はめちゃ混みらしいですが、時期外れは
ガラガラなので、予約時に近々にイベント等が無いかとか、
予約状況がどうなのか?とか聞いてみると良いかもしれません。
一応クマや鹿等の動物が出るかも~との事なので、夜間は出ない
ようにと注意されましたが、あんなに硫黄ガスがあちこちから
出ているような場所に動物が来るのか?とも疑問でした。
閉門後の雰囲気は泊った人しか味わえないので、オフシーズンに
一度宿泊すると良いですよ^^
投稿: 神流(かんな) | 2012年9月13日 (木) 10:12