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2014年5月22日 (木)

愛用のランドナーのお話 第2回

自転車を廃車にした後は400CCのバイクに乗り換えて、日帰りまたは宿に泊ま
るツーリングばかりしていた。

近場の移動に困るのでDAHONの折り畳み8段変速自転車を買ってみたが、長距
離のツーリングに耐えられる自転車ではなくゲタ代わりに使っていた。
先の記事で書いたミニベロがDAHONでなくてビアンキの理由は、ビアンキを買う
前にDAHONのフレーム折れで廃車にしたため。

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復帰のきっかけ~購入まで
キャンプに復帰
自転車とは直接関わりは無いが、キャンプへの復帰は2006年8月の北海道キャンプ
ツーリング
だった。

自転車復帰するきっかけ
本格的に自転車復帰するきっかけがあったのは2007年初頭頃の事だ。
当時会社の後輩が自転車を購入しレースに出るような話をしていた。購入検討
していたのはルイガノの何だったか?
カタログを見せて貰ったり、自転車関連のサイトを見て回ったりして驚愕……

車種の趨勢が全く変わっていた。

自分が乗っていた頃はMTB全盛でランドナーをはじめとした旅行車は廃れ気味
だったが、更に時代はロードレーサー系に移り変わり、ランドナーの名前すら
知られていない状況となっていた。

自転車のタイプ
この状況で自転車に復帰するとしたら、自転車は何を選ぶべきか?
一番購入し易いのはロードレーサー系だろう。

だが違うんだよ。

俺の欲しい自転車は雨でも安心して走れて長く走っても疲れない。
ついでに復帰したキャンプをバイクだけじゃなく自転車でもやってみたい。

ふむ。決まりだな。
流行り廃りなんぞ関係ない。
乗りたい自転車に乗ろう。

どこで買おうか?
自転車のカタログを買ってみたのだが、欲しい自転車が無い。

欲しいのは古式ゆかしいホリゾンタルクロモリのランドナー
前後泥除けとフロントキャリアは最低ラインで、サイドキャリアは4サイドで
無くても良いが、最低限リアパニアキャリア程度が欲しい。
しかしキャリア用のダボ穴が付いたフレームが市販車ではほぼ無いのだ。
少数のダボ穴のついた車種ではフレームサイズが小さすぎるか、泥除けとキャ
リアを付けると、20万台後半~になるのが判った。

フレームオーダーして組み上げる場合は7年前の相場で25万~だったので
既製品にパーツを組み合わせても金額が変わらない。

オーダーするならフレームビルダーかオーダー取り次ぎ店でないとNGだが、
ランドナーの取り次ぎ店ってのも少ないのまでを調べた。


店の選定
店の選定条件
・メンテナンスを考えると、自転車で30分以内で行ける範囲が望ましい。
・店の前または近くで車が置ける
・ランドナーのビルダーまたはフレームビルダー取次店であること
・店の雰囲気が良い事(長くお世話になるからね)
・予算は30万程度まで

参考にしたのはこちらのサイト

■フレームビルダー
今野製作所(ケルビム)はちょい遠い
神金自転車商会(ペガサス)は参考価格が判らない
ヒロセは何でもOKな造りにしてくれるが、お高いらしいのでパス

■ショップブランド
シイテイズ CTSは参考価格が判らない
原サイクルはHPが無く、参考価格が判らない

上記理由でパスしたお店以外の2軒に行ってみた。

東京サイクリングセンター
2008/12に閉店した吉祥寺のオーダーメイド自転車専門店
ランドナーのオーダーとしては都内では一番有名なオーダーショップだった。
店に入ると、フレームオーダーした自転車が店内中所狭しと並べられていた。
奥のテーブルに何人か集まって喋っているようだが、店員は出てこない。
呼びかけてようやく出てきた人は、かなり横柄な態度で何か用かと聞いてきた。
通勤兼ツーリング用でランドナーをオーダーしたいのだが、相談に乗って欲し
いと尋ねると、帰ってきた言葉は「今注文しても1年かかる、それでも良いな
ら相談に乗るがどうする?」と。
取りつく島も無い対応にそのまま店を後にした。
今にして思えば翌年の閉店を前にして新規のオーダーを受けたくなかったのか
もしれないな。

自転車屋中嶋
BE-PALの2007年4月号に載っていたお店
こちらのブログによれば、
『希望を伝えたら「勉強してから来なさい」…と(笑)』言われたとの事。

ここも、東京サイクリングセンター同様に高飛車な接客態度の店なのか?と
不安に思いつつ訪店してみた。

伝えた要望は以下
・巨人族用のサイズ(フレームサイズ600程度を想定)
・毎日通勤走行を行う。
・泥除けとキャリア必須
・通勤を考慮して手元変速のブレーキ一体型レバー
・輪行は滅多にやらないが、考慮だけはする。
・パーツはロード寄りの低価格モデルで組む。

等々の希望を伝えて相談してみた。
細かい金額は調べてみないと判らないが、特に勉強してこいと言われる事も無く
すんなり受けてくれてまずは見積りを出してくれる事になった。

見積り
フレーム
フレームビルダーは東叡社でフレームはカイセイ022と019から選べたが、当時
そこそこに体重超過気味だったこともあり、カイセイ022で組んでもらう事に
なった
見積表ではラグ付きフレーム94,000円だったが、2014/5月時点では値上りした
ぽいな。
今は基本価格117,500円、ラグ付き(+26,000)、Fキャリア(16,200円~)なので
159,700円~になるのか。

駆動系&ブレーキ
基本的に貧脚仕様で組み合わせた。
手元変速可能なSTIレバー、前後変速機はSHIMANOのロードバイク用コンポーネント
TIAGRA
とし、クランクとギアはSHIMANOでは欲しいギアが無かったのでSUGINO
組んでもらった。

一番最初はSHIMANOのクランクセットで考えていたのだが、SHIMANOだとTOPが
50歯を越えてしまい貧脚仕様とは言えなかった。
何度かの打ち合わせの末に、SUGINOなら48/36/26のトリプルギアのセットがあ
るとの事で、これに決定した。
→フロントはSUGINOクランクのトリプルギア(48/36/26)
→リアはSHIMANO tiagraの9枚カセット(13/14/15/16/17/19/21/23/25)

ケイデンス(1分間のクランク回転数)を90
タイヤ外径が700x28Cのタイヤでタイヤ外径は678mm
これにギア比を追加して計算した結果がこちら。
フレーム構造の都合でリアカセットの最小ギアは使えないので、実質3x8段と
して、頑張ってペダルを回すと38Km/h程度まで出せると言う計算結果になった。
購入から今に至るまでに実測した最大速度は下り坂で53Km/h(最大ギア比+
ケイデンス100前後)だったと思う。
 多段走行速度

ブレーキは輪行時のタイヤの外し易さを意識してSHIMANOのBR-R550のカンチブ
レーキセットとした。

ホイール
ホイールは通勤の軽快さを意識してSHIMANOのロード系の廉価ホイールとし、
700x28Cの通勤仕様の耐パンクタイヤを履かせた。

ペダル
普段靴とSPD併用としてSHIMANOの片面SPDペダルPD-M324にした。

ハンドル
日東のB-105、レビューサイト曰くマースバーなのにランドナーバーみたいな
カーブの謎なハンドルでSTIレバーを組み合わせていた。

最終的な見積書
これで発注した。
今じゃ色々値上げされているから、この金額じゃ無理だろうなあ。
01


もう一回続くのだ。

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